季節の花「(狗尾草(えのころぐさ))」 - 季節の花と言葉の花束

名言名句(404)

「病みて聴く夜明けの霧笛この秋も 逝きつつひと日ひと日は宝」『宮原 包治』

私達は、日頃、一日の重みなどといったことを意識しないで暮らしています。

しかし、一日の重み、一日一日が宝物であると思うことから、人生の充実を

知ることが出来るのです。一つの季節は、正に「逝き」ます。二度とかえっ

てきません。だかたこそ、過ぎ去る日々をいとしく思うことが大事です。

宮原包治(1929−)は、短歌の実作以外にも歌論でも鋭い批判眼を発揮して

いる歌人です。歌誌『面』の編集代表でもある彼の歌に、生命をいたわる次の

一首があります。

「命ありてまた着んものか夏のシャツしまいつついて心はゆらぐ」

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10月に咲いている草花「(狗尾草(えのころぐさ))」

いずれも、道ばたや畑などで

 ふつうに見かける。

・夏から秋にかけて

 緑色の花穂をつける。

・「猫じゃらし」は、

 「狗尾草」の別名だが

 ふつうは「猫じゃらし」と

 呼ばれることが多い。

 この穂で、くすぐりっこをやる。

 猫の首のところを

 じゃらすと喜ぶところから

 「猫じゃらし」

 という名前になった。

・「狗尾草」と

 「秋の狗尾草」のちがい。

 「狗尾草」

   花穂は、

   ほぼまっすぐに立つ。

   やや小さめ。

   (ちょっと

    垂れ下がることもある)

   7・8月頃に咲く。

   9月以降は

   だんだん枯れてくる。

 「秋の狗尾草」

   花穂は大きく、垂れ下がる。

   9・10月頃に咲く。

 花穂の「垂れ具合」

 という見分け方は難しいので、

 「咲いている」(花穂がある)

 時期が

 真夏ならば「狗尾草」、

 秋になってからならば

      「秋の狗尾草」 、

 というところでしょうか。

・「猫じゃらし」には

 「莠」という当て字もある。

・「猫じゃらし」の別名は

 「狗尾草(えのころぐさ)」。

   毛の生えた花穂が

   子犬(狗児(えのころ))

   の尾に似ていることから。

   本当はこちらの

   「狗尾草」の方が

   本名かもしれない。

   (猫じゃらし、の方が

    名前がおもしろいので

    ページのタイトルに

    しました)

(季節の花300より)